CATEGORY:サカキ科
2020年06月09日
ヒサカキ



⚫ヒサカキ(Eurya japonica Thunb. var. japonica)
サカキ科ヒサカキ属
・葉の形 楕円形~倒披針形
・葉のはえ方 互生
・葉縁 鋸歯縁
・花期 3~4月
・通常は雌雄異株
北海道・青森を除く日本全国で見られる。
葉身長4~7mm、葉柄2~4mm。表面には光沢があり、両面無毛、鈍鋸歯をもつ。
花は黄白色で紫を帯びることもあり、葉腋に1~3個下向きに束生し、つぼ型~鐘型になる5弁花。独特な芳香がある。
果実は紫黒色で、直径4~5mm。11月ごろ熟す。
低木~小高木とされ、1.5m~8mになる。
樹皮は、やや橙色を帯びた褐色となる。
雌雄異株だが、山火事や伐採などにより性転換することがある。また、雌雄同種の株も見られることがある。
本種の枝葉をサカキの代用として供える地域があり、特に関東以北で多い。
名前は、サカキと似ているが小ぶりなことから”姫榊”から転じた説、似ているがサカキではないので”非榊”とした説などがある。