CATEGORY:カバノキ科
2023年06月19日
シラカンバ



●シラカンバ(Betula platyphylla Sukaczev var. japonica (Miq.) H.Hara)
カバノキ科カバノキ属
・葉の形 卵形~三角形
・葉のはえ方 互生(長枝)、束生(短枝)
・葉縁 鋸歯縁
・花期 4~5月
・雌雄同株
北海道~中部地方の冷温帯に自生する。寒地では庭木や公園樹、街路樹、防風林に用いられる。
先駆植物として知られ、崩壊地において先駆的に生育する。
成長は早いが、大きく成長したものでは中心部が腐朽していることが少なくない。
葉身長は6~9cm、葉柄は1~3.5cm。長枝では互生し、短枝では束生する。2枚ずつ束生することが多く、しばしば対生に見える。
葉の表面は濃緑色で、裏面は灰緑色。葉柄は赤みを帯びることがある。
展葉と同時に開花し、雄花序は5~7cmの円筒形で長枝の先に下垂し、雌花序は短枝の先に直立する。
果実は堅果だが、堅果が集合した果穂からなる。果穂は長さ3~4.5cmの円筒形で、下垂する。
高木で、7~30mになる。樹皮は白く、「ペンキを塗った」と例えられるほど。横向きの皮目があり、枝の基部には「へ」の字状の黒い枝痕が見られる。
ヒメシャラ(Stewartia monadelpha Siebold et Zucc.)、アオギリ(Firmiana simplex (L.) W.F.Wight)と並んで、「日本三大美幹」のひとつとされる。
近縁のダケカンバ(Betula ermanii Cham.)、ウダイカンバ(Betula maximowicziana Regel)によく似るが、以下の点で見分ける。
・シラカンバは葉脈が6~8対で、果穂は3~4.5cmで下垂する。樹皮は白色で、表面が薄く剝がれやすい。
・ダケカンバは葉脈が7~12対で、果穂は2~4cmで斜上・直立する。樹皮は灰白色で、縦裂する。
・ウダイカンバは葉脈が10~12対で、果穂は6~9cmで下垂する。樹皮は灰白色で、剝がれにくい。