CATEGORY:ヒノキ科
2022年05月14日
コノテガシワ



●コノテガシワ(Platycladus orientalis (L.) Franco)
ヒノキ科コノテガシワ属
・葉の形 鱗状
・葉のはえ方 対生
・葉縁 全縁
・花期 3~4月
・雌雄同株
中国~朝鮮半島原産。江戸時代に渡来した。
庭木や公園樹に用いられる。
オウゴンコノテ(Thuja orientalis L. 'Aurea Nana')やエレガンティッシマなど、矮性の栽培品種が広く出回っており、植栽されるのはこれらがほとんど。
子供が掌を広げている様子に枝葉が似ることから名付けられた。中国ではヒノキ科を「柏科」と表すようにこの科の多くの樹木に「柏」が用いられていることから本種でも用いられたと考えられる。
葉は鱗状で2mm前後になり、十字対生する。
枝葉を縦向きに広げ、表裏の違いがほとんどない。
枝先に球花をつけ、雄球花は黄褐色の球形で、雌球花は淡紫褐色の楕円形。
球果は10~11月ごろ褐色に熟し、裂開する。
低木~小高木で、2~10mになる。樹皮は赤褐色。