CATEGORY:マキ科
2021年04月23日
ナギ




●ナギ(Nageia nagi (Thunb.) Kuntze)
マキ科ナギ属
・葉の形 披針形~長楕円形
・葉のはえ方 対生
・葉縁 全縁
・花期 5~6月
・雌雄異株
紀伊半島、山口、四国、九州~沖縄に自生。
常緑針葉樹で、耐陰性がある。
葉身長は5~8cm、葉柄はほとんどない。
葉の表面は深緑色で光沢があり、裏面は黄緑色。両面無毛で、厚みがあり、十字対生する。
葉脈は主脈のない平行脈となる。
寒さにやや弱く、葉が黄変することがある。
花は前年枝の葉腋に数個束生してつける。
果実は、1~1.5cmの球形で粉白色を帯びた青緑色。10~11月ごろに熟す。
高木で、5~20mになる。樹皮は紫褐色で、不規則に剥がれる。
葉の形が水生植物のコナギ(Monochoria vaginalis (Burm.f.) C.Presl ex Kunth)に似ることから名付けられた。