CATEGORY:スイカズラ科
2021年05月09日
ハコネウツギ




●ハコネウツギ(Weigela coraeensis Thunb.)
スイカズラ科タニウツギ属
・葉の形 楕円形~倒卵形
・葉のはえ方 対生
・葉縁 鋸歯縁
・花期 5~6月
・両性花
北海道~九州に自生。庭木や公園樹に用いられる。
耐寒性、耐潮性があり、海沿いに多く見られる。
葉身長は8~16cm、葉柄は8~15mmになる。表面はやや光沢があり、裏面はほとんど無毛。
葉腋や枝先に散房花序をつけ、2.3~3.3cmの花を2~3個ずつ咲かせる。
花は5裂した漏斗型で、花色は白色から紅色へと変化する。
果実は2.7~3cmの円筒形の蒴果で、11月ごろ熟して裂開する。
低木~小高木で、1~5mの株立ち状になる。樹皮は灰褐色で、縦に裂ける。
ウツギ(空木)とあるように、幹が中空になる。
近縁種のニシキウツギ(Weigela decora (Nakai) Nakai)も同様に花色が白色から紅色に変化しよく似るが、生育地が山地で、葉裏に毛が多く、葉柄が5~10mmで短めで、花冠の筒部の広がりがなだらかである点で見分ける。
本種は花冠の筒部が中間で急に太くなることが特徴のひとつ。