CATEGORY:オトギリソウ科
2020年06月16日
キンシバイ



※写真は、”タイリンキンシバイ(Hypericum patulum cv. Hidcote)”。3種間雑種でキンシバイの園芸品種とされている。
●キンシバイ(Hypericum patulum Thunb.)
オトギリソウ科オトギリソウ属
・葉の形 長楕円形
・葉のはえ方 対生
・葉縁 全縁
・花期 6~7月
・両性花
本州~九州の暖温帯に野生化するが、もともとは中国原産。寒冷地を除く地域で、庭木や公園樹として用いられる。
葉身長2~4cm、葉柄は無いかごく短い。
本年枝の先に集散花序をつけ、直径3~4cmの黄色の花を咲かせる。
小低木で、0.3~1m。株立ちになる。
半常緑樹とされ、暖地では、落葉しないことが多い。
近縁種のビョウヤナギとよく似るが、以下の点で見分ける。
・開花時、キンシバイはカップ状に咲き、雄しべより花弁が長い。また、雄しべより雌しべのほうが長い。ビョウヤナギは花は平開し、雄しべと花弁が同じ長さか、雄しべのほうが長い。雌しべより雄しべのほうが長い。
・キンシバイは通常の平面的な対生。ビョウヤナギは十字対生。
・葉の最大幅をもつ部分が、キンシバイは基部より。ビョウヤナギは中央付近。