CATEGORY:トウダイグサ科
2020年08月11日
アカメガシワ



●アカメガシワ(Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.)
トウダイグサ科アカメガシワ属
・葉の形 卵形~広卵形
・葉のはえ方 互生
・葉縁 全縁・鋸歯縁
・花期 5~7月
・雌雄異株
本州~沖縄に自生。林縁や荒れ地、伐採地や崩壊地にとても良く見られる先駆植物。
葉は、不分裂~3浅裂し、鋸歯縁・全縁がともに見られるが、特に成木では不分裂・全縁、幼木では分裂葉・鋸歯縁となる。
葉身長は10~20cm、葉柄は5~22cmになる。
枝先の若葉が赤くなり名前の由来ともなっている。成葉でも軸と葉脈に赤みが残る。
基部から3本の葉脈が伸び、両面に星状毛が生える。
また、葉の基部には蜜腺があり、アリの来訪を促し、チョウやガの幼虫による食害を防いでいると考えられている。
枝先に円錐花序をつけ、小さな花を多数つける。
小高木~高木で、3~12mになる。樹皮は灰白色で、縦に浅く裂け、樹齢を経た木では、網目状になる。
新葉が赤く、また食物を包み、蒸し焼きにして料理する葉から「炊ぐ(かしぐ)葉」とした説や、「堅し(かたし)葉」から名づけられたとされる。