CATEGORY:ブナ科
2021年09月23日
クヌギ




●クヌギ(Quercus acutissima Carruth.)
ブナ科コナラ属
・葉の形 楕円形
・葉のはえ方 互生
・葉縁 鋸歯縁
・花期 4~5月
・雌雄同株
本州~九州の暖温帯に自生。公園樹に用いられるほか、シイタケ原木や薪炭用に栽培される。
葉身長は10~22cm、葉柄は1~3cmになる。
鋸歯は針状で、先端は緑色が抜けて茶色になる。
表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で黄褐色の毛が生えるが、しだいに葉脈上を除いて無毛になる。
葉の展開と同時に開花する。雄花は褐色で、新枝の基部から尾状花序が下垂し雄花を咲かせる。
雌花は新枝の上部の葉腋に1~3個つく。
果実は2~3cmの球形の堅果。開花翌年の秋に褐色に熟す。
本種の堅果は本属の中で最大となる。
高木で、7~25mになる。樹皮は灰褐色で、不規則に深く割れる。