CATEGORY:アカネ科
2024年03月18日
アリドオシ
●アリドオシ(Damnacanthus indicus C.F.Gaertn. var. indicus)
アカネ科アリドオシ属
・葉の形 卵形
・葉のはえ方 対生
・葉縁 全縁
・花期 4~5月
・両性花
関東以西の林内に自生し、やや乾燥した薄暗い林内に生える。
鋭い棘を持ち、アリも突き通すほど鋭いといった意味を込めて名付けられたとされる。
また、枝が地表に近いところで広がり、アリしか通ることができないとされたことから名付けられたともされる。
葉身長は7~20mm、葉柄は1~3mm。表面は光沢があり、大きい葉と小さい葉を交互につける。
葉腋から8~20mmの鋭い棘を出す。
花は白色の筒状花で、葉腋に1~2個咲かせる。
果実は球形の核果で、11~1月に赤く熟す。果実は翌春まで残り、花と同時に見られることがある。
低木で、20~60cmになる。
なお、本種は別名「一両」として知られ、マンリョウ”万両”、カラタチバナは別名”百両”、ヤブコウジは別名”十両”らと並んで縁起のいい植物として庭木に用いられる。
これらは全て冬の間でも赤い実をつける植物になる。