CATEGORY:ムクロジ科
2024年09月30日
ムクロジ



●ムクロジ(Sapindus mukorossi Gaertn.)
ムクロジ科ムクロジ属
・葉の形 偶数羽状複葉
・葉のはえ方 互生
・葉縁 全縁
・花期 6月
・雌雄同株
関東~沖縄に自生する。社寺植栽や公園樹、庭木に用いられる。
偶数羽状複葉で、長さは30~70cmになる。
小葉は狭長楕円形が4~6対し、長さ7~15cm、小葉柄が2~5mmになる。
表面は濃緑色で、裏面は淡黄緑色。先端は鋭く尖る。
小葉は対生するがよくずれて互生する。その結果小葉の位置がずれ、奇数羽状複葉となることがある。
枝先に20~30cmの円錐花序をつけ、黄緑色の小さい花を多数咲かせる。
果実は2~3cmの球形で核果。10~11月ごろに熟し、中には黒くて硬い種子ができる。
高木で、7~15cmになる。
樹皮は淡い黄褐色でなめらかだが、古くなると剥がれる。
果皮に含まれる成分から石鹸の代用として用いられたり、黒い種子が羽子板の玉に使われる。
黒い種子から「実黒地(みくろじ)」から名付けられた説や、中国語名に由来する説がある。