CATEGORY:ムクロジ科

2022年05月09日

オオモミジ

オオモミジ
オオモミジ
オオモミジ

●オオモミジ(Acer amoenum Carrière var. amoenum)
ムクロジ科カエデ属

・葉の形 掌状
・葉のはえ方 対生
・葉縁 鋸歯縁
・花期 4~5月
・雌雄同株(雄株・両性花)

北海道~九州の温帯に自生。庭木や公園樹、街路樹に用いられる。
植栽されるモミジの代表種だが、ヤマモミジ、イロハモミジとの交配による栽培品種や中間種も多く、正確な区別は難しい。

葉身長は6~12cm、葉柄は2~8cmになる。葉柄の長さは葉身の1/2~4/5程度となる。
掌状に7~9裂し、細かい単鋸歯がつく。
葉の表面は緑色で、裏面は淡緑色。
葉の裂片は尾状に伸びるが、やや幅広い。
枝先の複散房花序に4~6mmの花を10~30個つける。花弁は5枚で淡黄色~紫色。
果実は翼果で、翼はほぼ水平に開き、枝から下向きにつく。

小高木~高木で、5~15mになる。樹皮は淡灰褐色でなめらか。縦に裂け目が入る。

近縁種のヤマモミジ、イロハモミジによく似るが、以下の点で見分ける。
・ヤマモミジ(Acer amoenum Carrière var. matsumurae (Koidz.) K.Ogata)
鋸歯は左右で不揃い。葉柄の上面に溝はできない。翼果は葉の下に垂れるように付く。
イロハモミジ(Acer palmatum Thunb.)
鋸歯は左右で不揃い。葉柄の上面に溝はできない。翼果は上向きにつく。

葉の大きさは、オオモミジ>ヤマモミジ>イロハモミジ。


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Posted by 井口造園  at 21:07 │Comments(0)ムクロジ科

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